読書

「平穏死」のすすめ

特別養護老人ホームの常勤配置医が介護現場の最前線から本音を発信している本。 自分が疑問を持っていること、自分が「医療現場では、無理に延命するのではなく、自然に死ねるようにする方ががいいのでは」と思っていることなどに、答えを出してくれる内容だ…

欧米には寝たきり老人がいない

先日、2年ぶりに会った友人と話をしていて日本の医療費についての話題になったとき「欧米には寝たきり老人はいないらしいよ」という話が出てきた。私は知らないことだったので、その情報はどこから得たのか尋ねてみると、ある本を紹介された。 それが↓の本。…

いつも時間がないあなたに

「いつも時間ないあなたに」という本を読んだ。 そこに書いてあったことで、1つ、ビックリしたことがある。 労働時間として週40時間が最適なようだ、ということを導いて実践したのは、米国のヘンリー・フォードだったらしい。彼が自動車などの工場で色々…

ジョジョの奇妙な冒険

ここ2年ほど、息子が、本棚にある漫画を勝手に読むようになった。 最初はドラえもんばかり読んでいたが、昨日、「ジョジョの奇妙な冒険」を読んでいた。1巻を読み始めてとまらず、2巻まで一気に読んだようだ。自分と同じものを息子が楽しむようになったこ…

人口と日本経済

人口と日本経済 - 長寿、イノベーション、経済成長 (中公新書)作者: 吉川洋出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2016/08/18メディア: 新書この商品を含むブログ (17件) を見る経済の新書をチマチマと読んだ。知らないことがたくさん書いてあったことに加え…

ほめると子どもはダメになる

ほめると子どもはダメになる (新潮新書)作者: 榎本博明出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2015/12/16メディア: 新書この商品を含むブログ (2件) を見る久しぶりに本を読んだ。納得の内容だったので記録しておく。ほめられたからといって自己肯定感が強くなるわ…

少し古いノンフィクションを2冊

ソニーが挑んだ復讐戦―日本再建の軌跡作者: 郡山史郎出版社/メーカー: プラネット出版発売日: 2001/02メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見るソニーの生の姿が描かれていて、とても面白かった。 いいことばかり書いている本ではな…

危機の宰相

危機の宰相 (文春文庫)作者: 沢木耕太郎出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2008/11/07メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 32回この商品を含むブログ (26件) を見る 同じ著者の「テロルの決算」が面白かったので、なんとなく買ってみた本。期待はよい方向に裏…

総会屋錦城

総会屋錦城 (新潮文庫)作者: 城山三郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1963/11/05メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 16回この商品を含むブログ (5件) を見る初期の城山作品、短編集。 これも非常に面白い。ハッピーエンドでない短編も少なくないところがシ…

Facebookについて。

・なんとなくみてしまう・目にする情報の90%は要らない情報・旧友との連絡に便利・いますぐサービスが停止しても特に困らない・家族の半数は使ってない・誕生日を自動的に知らされるので、おめでとうメッセージが全然ありがたくない。 …とにかく情報発信し…

粗にして野だが・・・

石田禮助の生涯 「粗にして野だが卑ではない」 (文春文庫)作者: 城山三郎出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 1992/06/10メディア: 文庫購入: 9人 クリック: 71回この商品を含むブログ (41件) を見る20年以上前のベストセラー。三井物産社長の後、国鉄の社長を…

英語を使えるのは日本人の1割でいい

日本人の9割に英語はいらない作者: 成毛眞出版社/メーカー: 祥伝社発売日: 2011/09/06メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 174回この商品を含むブログ (66件) を見る成毛さんは相変わらず物言いがはっきりしている。 確かに、英語を自在に使えるのは10人に…

 清貧と復興

土光さんの言葉を集めた本。日本の高度経済成長期を代表する経済人の哲学がわかる。面白い。清貧と復興 土光敏夫100の言葉作者: 出町 譲出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2011/08/03メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 37回この商品を含むブログ (7件) を…

政治家の殺し方

元横浜市長の中田さんが書いた本。 なぜあのタイミングで辞職したのかずっと不思議だったが、その理由が書いてある。 かなり面白い。政治家の殺し方作者: 中田宏出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2011/10/26メディア: 単行本購入: 14人 クリック: 298回この商…

原子力発電所はなくても大丈夫なのか

子どもたちに伝えたい―― 原発が許されない理由作者: 小出裕章出版社/メーカー: 東邦出版発売日: 2011/09/22メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 2人 クリック: 39回この商品を含むブログ (7件) を見る本屋で科学のコーナーに置いてあった。 この本に書い…

君主論

君主論 (講談社学術文庫)作者: マキアヴェリ,佐々木毅出版社/メーカー: 講談社発売日: 2004/12/11メディア: 文庫購入: 14人 クリック: 120回この商品を含むブログ (40件) を見る有名な古典。最近古典が面白く感じるので読んでみた。性善説に基づいて道徳を説…

集団の生存確率向上のためにあえて普段は「働かない」アリの話など

働かないアリに意義がある (メディアファクトリー新書)作者: 長谷川英祐出版社/メーカー: メディアファクトリー発売日: 2010/12/31メディア: 新書購入: 63人 クリック: 995回この商品を含むブログ (73件) を見る主にアリの集団をテーマとした生物学の話。 集…

強烈な仕事本

憂鬱でなければ、仕事じゃない作者: 見城徹,藤田晋出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/06/14メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 10人 クリック: 436回この商品を含むブログ (66件) を見るこの本。面白かった。幻冬舎の本には、大学生になってからずい…

プライオリティ思考法のヒント

残念な人の思考法 日経プレミアシリーズ作者: 山崎将志出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社発売日: 2010/04/09メディア: 新書購入: 11人 クリック: 186回この商品を含むブログ (114件) を見るあんまり好きなタイトルではなかったが、立ち読みしてみると内容…

機械工学の基礎

基礎から学ぶ機械工学 キカイを学んでものづくり力を鍛える! (サイエンス・アイ新書)作者: 門田和雄出版社/メーカー: SBクリエイティブ発売日: 2008/09/17メディア: 新書購入: 4人 クリック: 92回この商品を含むブログ (9件) を見る業務上、どうしても必要だ…

JAPAN'S CHOICE IN THE 21ST CENTURY

休みを使って何冊か本を読んだ。その中で、これまでなんとなく気が進まなかったサミュエル・ハンチントンの書籍を1冊だけ読んだ。それがこれ。文明の衝突と21世紀の日本 (集英社新書)作者: サミュエル・ハンチントン,鈴木主税出版社/メーカー: 集英社発売日:…

ものづくりには、失敗にかける金と労力が必要

最近、漫画「宇宙兄弟」を大人買いして読んでいる。宇宙兄弟(1) (モーニング KC)作者: 小山宙哉出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/03/21メディア: コミック購入: 12人 クリック: 504回この商品を含むブログ (318件) を見る内容は面白おかしい人間ドラマな…

仕事を通して人が成長する会社

仕事を通して人が成長する会社 (PHP新書)作者: 中沢孝夫出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 2010/09/16メディア: 新書購入: 1人 クリック: 4回この商品を含むブログ (2件) を見る無名だがユニークで実力ある中小企業の現場を取材してあり、面白い。有名企業…

ヒトを理解するのは難しい。

30歳を過ぎてつくづく感じるようになったのは、ヒトを理解することは本当に難しいということ。自分自身のこと、家族のこと、子どものこと、友人のこと、上司・部下のこと…。以前はわかっていたつもりだったヒトについて「実はまったく分かっていないんじゃな…

マネジメント信仰が会社を滅ぼす、だろうか。

マネジメント信仰が会社を滅ぼす (新潮新書)作者: 深田和範出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2010/12メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 41回この商品を含むブログ (10件) を見る「文系・大卒・30歳以上がクビになる」と著者が同じ。この本も切り口は面白い…

ホワイトカラーが大量失業する時代、なのだろうか。

「文系・大卒・30歳以上」がクビになる―大失業時代を生き抜く発想法 (新潮新書)作者: 深田和範出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2009/10メディア: 新書購入: 6人 クリック: 329回この商品を含むブログ (15件) を見るこの本。大卒、文系、30歳以上のホワイトカ…

負けない技術

冷やかしのつもりで手に取ってみたところ、意外と面白かったので読了した。「敗者のほとんどは自滅だ」との主張は、自分の経験に照らして納得感がある。負けない技術──20年間無敗、伝説の雀鬼の「逆境突破力」 (講談社+α新書)作者: 桜井章一出版社/メーカー:…

競争と公平感

やや難しい部分もあるが、面白い。経済学的に世の中をみたときに何がどう見えるのかを理解するには良い本。競争と公平感―市場経済の本当のメリット (中公新書)作者: 大竹文雄出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2010/03/01メディア: 新書購入: 19人 クリ…

日本はなぜ貧しい人が多いのか 〜「意外な事実」の経済学〜

新聞やテレビで語られない「本当の話」、というフレコミが帯に書いてある本。実際かなり面白かった。短編がまとめられたものなので、通勤時間に少しずつ読んだ。新潮選書 日本はなぜ貧しい人が多いのか 「意外な事実」の経済学作者: 原田泰出版社/メーカー: …

ひさしぶりに小説を一気に読んだ。「テロルの決算」という物騒な名前のノンフィクション小説。

新装版 テロルの決算 (文春文庫)作者: 沢木耕太郎出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2008/11/07メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 33回この商品を含むブログ (56件) を見る戦中、戦後の激動期に生きた一人の政治家の生涯と、1960年に白昼の演説会でその政治…