欧米には寝たきり老人がいない

 先日、2年ぶりに会った友人と話をしていて日本の医療費についての話題になったとき「欧米には寝たきり老人はいないらしいよ」という話が出てきた。私は知らないことだったので、その情報はどこから得たのか尋ねてみると、ある本を紹介された。 それが↓の本。

欧米に寝たきり老人はいない - 自分で決める人生最後の医療

欧米に寝たきり老人はいない - 自分で決める人生最後の医療

 

この10年ほど、ずっと、「なぜ、寝たきりを許容するのか」と疑問に思ってきた。それは不合理ではないかと。それで昨年、日本尊厳死協会というものを見つけて、入会資料を取り寄せたりはしていた。

https://www.songenshi-kyokai.com/

それ以上は調べてはこなかったので、友人から本を紹介されてハッとした。さらに調べてみると、最近は「平穏死」というタイトルでも書籍が出ているらしい。

↑の本とあわせて、何冊か読んでみようと思っている。

 

追記:

 読んだ。現場の医師が書いていて、医療従事者の中でも認識や立場にばらつきがあって、一様でないこと。諸外国の状況。看護師や介護士の立場でどう思っているのか。などなど。救急救命士のコメント、家族のコメントも載っていて、涙なしには読めない部分も多かった。高齢者医療、終末期医療、日本の医療制度、医学教育などを考えるうえでは必読の一冊と思う。

 

 日本救急医学会など

 救急・集中治療における終末期医療に関するガイドライン

 https://www.jsicm.org/pdf/1guidelines1410.pdf

 

 厚生労働省 終末期医療の決定プロセスにおけるガイドライン

 https://www.mhlw.go.jp/shingi/2007/05/dl/s0521-11a.pdf

 

  日本尊厳死協会

  https://songenshi-kyokai.or.jp/

 

 日本老年医学会

 https://www.jpn-geriat-soc.or.jp/proposal/guideline.html