- 作者: 小山宙哉
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/03/21
- メディア: コミック
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内容は面白おかしい人間ドラマなのだが、自分の仕事に関連して強く心に残った主人公のセリフがある。
- 「モノ作りには、失敗することにかける金と労力が必要なんだよ」
- 「いい素材を使っているモノがいいモノとは限らない。だけど、失敗を知って乗り越えたモノなら、それはいいモノだ」
…技術者である主人公のこのセリフに、漫画を読みながら「本当にそうだよな」と感心してしまった。モノづくりでは、製品を販売開始するまでにどの程度まで失敗できたかで完成度が左右される。自分の経験上は、1回の試作で完成度の高いものが出来あがることはまずなかった。試作回数が少ないものはすべて販売開始後に何らかトラブルがあった。
こういった言葉・考え方は、エンジニアリングの教科書にも載っているのだろうか。