原子力発電について

原子力発電所は極力減らすべきだ。制御不能な技術は極力使わない方がいい。
ここ1年ほど仕事でも放射線について学ばざるを得ない状況になり、いろいろと学習した結果、原子力発電所は減らすべきだ、という結論に至った。
以下その理由。

<1>日本は原子炉が多すぎる:
日本のような、狭く、地震の多い国土で、50基を超える原子炉の運転をすべきではない。
国土面積に対する原子炉の密度で、日本は世界的に突出している。
日本の陸地面積は、wikipediaによればわずか 377,930㎢だが、他の原子力発電の有力国を並べると次のとおりである。
 フランス… 632,759㎢
 アメリカ… 9,629,091㎢
 ロシア …17,098,242㎢
アメリカ、ロシアとの比較では、文字通りケタが違う。
そこで次に2011年に稼働中の原子炉の数を見ると、次のとおりである。
 日本  … 54
 フランス… 58
 アメリカ…104
 ロシア … 28
そこで稼働中の原子炉一基あたりの面積を考えると、次のとおり。
 日本  …6,999㎢
 フランス…10,910㎢
 アメリカ…92,587㎢
 ロシア …610,652㎢
これも文字通りケタが違う。

フクシマの場合、いまも半径20km県内は居住できない警戒区域になっている。海沿いなので、陸だけで考えるなら大体その半分の629㎢が居住禁止ということになる。

ここでたとえば大阪府でもし事故が起こったらどうなるかを考えると、その恐ろしさがわかる。大阪府は1,896㎢である。原発が海沿いだとしても、そのうち、629㎢は人が住めなくなる。つまり、大阪府の約1/3を放棄しなくてはならない。

そんなふざけた話があるだろうか・・・!?。

まだいくつか理由がある。後日それを書きたい。