google日本法人名誉会長 村上憲郎さんの講演 その2

昨日の続き。

  • 「個人に対して、クラウドコンピューティングのプラットフォームが提供されること」これがITの今後に大きな影響を与えるだろう。
  • グーグルだけでなく、IBMやアマゾンもクラウドのプラットフォームを提供しはじめている。
  • グーグルが提供しているのは「Google App Engine」。
  • ウェブアプリを、スケールを意識せずに実行できることがこれまでとの大きな違い。1ユーザーから何百万人へというスケールアップがあっても、グーグルのインフラを使えば無料で対応できる。
  • グーグルでは数多くのサーバーが動いている。
  • YouTubeには1分の間に25時間分の動画がUPされる。
  • コンピューターを稼動させるのに多大なエネルギーが必要⇒グーグルはグリーンニューディールにコミットしている。
  • グーグルのサーバーはコンテナ型のデータセンターに収容されている。東京ドーム並みの大きさのデータセンターが世界で2桁以上の数、稼動している。
  • 電力コストの低減が必要(Efficient Computing / green of IT、GreenGrid)
  • 再生可能エネルギーに取り組んでいる。(RE
  • グーグルはあまり大きなことは言わない会社だが、グリーンエナジーに関しては大きな提言をしている。Clean Energy 2030 というのがそれ。「Coalによる発電を2030年までにやめて、風力・地熱・太陽・バイオマスといった発電を増やしましょう」「省エネ努力によって現在の総電力需要を維持しましょう」という提言。http://knol.google.com/k/clean-energy-2030#
  • 太陽光・風力・地熱といった新エネルギーは小口発電の集積になるため「スマートグリッド」が必要。

・・・というわけで、講演の中盤から、クラウドコンピューティングをきっかけとしてスマートグリッドの話に突入していくのですが、これ以降は、もう遅いのでまた明日。

(この後の話をきいて、「電力」と「インターネット」が密接に関係してきていることに驚いてしまった。ここ数年、仕事にかまけて世の中の流れを考える作業から遠ざかっていたことを感じ、軽くショックを受けた・・・)