ヒューマンエラー対策その2

昨日に引き続き、ヒューマンエラーに関する本で面白かったものを挙げておきます。
文庫本で手軽に読めます。内容には実際の事例が豊富に含まれており、楽しみながら事故の予防と再発防止に必要な知識を学べます。
この本で面白いと思ったのは、電車の運転の実験で「指差し呼称」を行う場合と行わない場合とでエラー発生率を比べた結果に関する記述。なんと「指差し呼称」を行った場合は、行わなかった場合に比べてエラーの発生率が 1/5 になっているのだ。
これ以外にも多くのデータが掲載されており、実務に役立つ一冊です。

失敗のメカニズム  忘れ物から巨大事故まで (角川ソフィア文庫)

失敗のメカニズム 忘れ物から巨大事故まで (角川ソフィア文庫)